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AIは答えのないものを考えるのが苦手…
20260601  vol.75 10WILL代表 丹原  毎週月曜日中にブログを掲載


先日、ローマ教皇レオ14世「回勅」※で、AIについて言及されました。

「人の尊厳を守る共通善(コモン・グッド)の見地から、効率で人間が出来ているかの考え方が、人の関わりなど大切な側面を排除しないか」と警鐘

鳴らされていました。

※カトリック教会の最高指導者であるローマ教皇が、全世界の司教や信者に向けて出す最も重要な公文書の一つ。信仰、道徳、 社会問題などにおけ

る教皇の立場や指針を示し、世界中の教会に行動の方向性を提示。

私は宗教的観点からは、寡聞にして存じませんが、企業の営業マンとして長く働いていたので、人(従業員)は、コストか資源かというお題を常に掲

げておりましたので、このAIのコトは、人間の捉え方について形而上学的な問いかけに感じました。

実は、今回の壁紙もチャットGPTに、タイトルをテーマにイメージしたイラストの作成を依頼してみました。私はなかなか気に入っています。良く

ないですか?実は、子供の頃から図工や美術は、ずーと通信簿オール5(一度だけ、カリフラワーみたいな髪型をした美術の先生に、「こんな暗い色

を使って絵を描くな」と言われて、それでも使い続けたら2を付けられた)だったので、実はAIを使うのが嫌でした。しかし、これだけなかなかなも

のを上げてこられると、使った方がいいと思い始めています。それでも、一工夫はしないと嫌なのですが。これは自分の芸術に対するアイデンティテ

ィーの問題です!

まあ、そういうことで、私みたいなバカとハサミは使いようで、AIも使い方だと本当に思いますが、最近、AIと会話したり相談したりする人が増えて

いると巷で聞く度に、まさに人間のロボット化を懸念いたします。今でも接客業の本質を逸脱した無機質な対応をする人が現れて、とても嫌な気分に

なる時もあります。よく宇宙人を描く際に、表情が同一の無機質な存在であるかのように表現されますが、そんな未来の人間が将来の宇宙人なのでは

と思わされます。せめて答えのないものは、多様な人と人がぶつかり合って新たな考え方が生まれると思います。また、新しいものだけではなく、再

発見もあると思います。「答えのない世界」とは、人はみなそれぞれ唯一無二の存在で、同じ世界に存在しても、それぞれの人が見ているこの世界は

違うということです。その人にとって善でも、他の人にとっては悪もあり、あくまでも正解は無数に存在するということです。それをAIに質問して

求めても、所詮は最適化であり、それがその人にとって最適化の答えを引っ張り出してきたからといって、万人が認めれる答えではないということで

す。

今はあくまでも過渡期であって、そのうちAIも必要に応じて使えるようになると思うのですが、それが気づけば人間が使われて心も支配される時代

が来るなら、シンギュラリティーで人間が人間の尊厳を失い、奴隷(ロボット)化しているかもしれませんね。私は、そんなことのないように、しっ

かりと人の心に寄り添っていきたいと思います。