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なぜ我々は”いつもこんなに疲れているのか…”
20260615  vol.77 10WILL代表 丹原  毎週月曜日中にブログを掲載


職場を梅田に移して早1年が過ぎましたが、まあ、インバウンドの方々が多く前に進むのも大変です💦人を押し分けて歩くといった感じです💦💦

そんな都会の喧騒の中、最初は逆に孤独を感じて、京橋時代を懐かしく思うこともありましたが、人間は環境に慣れる生き物で、今ではこの感覚を少

し楽しむ余裕させ出てきました。余裕が出てくると、基本的には三度の飯よりも仕事が好きな自分なので、いつも頭の中には、映画の主人公よろしく

で、ロッキーやインディージョーンズや時には難題の仕事を抱えると、ミッションインポッシブルの映画音楽が頭に流れ始めて、颯爽と人込みを闊歩

する毎日です。ところが、最近すれ違う人達の顔が飛び込んで来て感じるのは、元気そうでない、いや楽しいそうではないように見受けられました。

ん~何か疲れているというか、覇気を感じない人が多いように感じました。颯爽と歩いている人が少ないことに気づいたのです。もちろん、中には明

るく元気な表情をされている人もおられますが、全般的に少ないように感じます。これはあくまで肌感覚で、そう感じるだけかもしれませんが…


そんなことを感じている時に、第79回カンヌ国際映画際のニュースが飛び込んできました。日本も三作品が出品されて、話題を呼んでいました。そ

の中で、濱口竜介監督の「急に具合が悪くなる」が上映が終わると、会場には割れんばかりの拍手が響いて、照明がついても鳴りやまなかったそうで

す。哲学者と人類学者による往復書簡集を映画化した異色の企画で、映画化するのは難しかったのではと思います。どう映像で表現したのか個人的に

興味をそそられました。ストーリーは、2人の主人公の対話が軸になるから、そこをどう映像で表現しているのか想像を掻き立てられます。対話の内

容は、仕事の悩みに始まり、少子高齢化の仕組み、資本主義の構造や戦争、そして民主主義の限界など世界が抱える問題にまで波及しているようで、

それが資本主義社会を生きる誰もが疲れ切っていると感じ取れるように描かれているようそうです。濱口監督のコメントを読みましたが、「なぜ我々

はいつもこんなに疲れているのか」と疑問を持っていたそうで、「他者との関わりが不可欠。それなのに日々働いていると疲れて消耗し、他者をケア

する時間や余裕が奪われていく。いかに私たちが今の社会構造から奪われているのか。その絶望的な状況を正確に描きたかった」とのこと。ちないに

主人公は、がんを患い余命あとわずかの中、魂を交換するような対話を通じて、絶望的な世界の構造を見つめながら、それでもこの世界で生きること

に希望を見出そうする「パンドラの箱」を想起させられました。

希望は、それぞれの人が求めるビジョンなので、「本当の幸せとは何か?」をしっかりと捉えないと疲れます。ただ生活のために自身の思いやビジョ

ンや価値観を隅に置いて、とりあえず毎日働く(過ごす)と、それは疲れた毎日になると思います。メンバーのコーチングの講師をされている方が、

「8割の方が、ビジョンを持たずに日々過ごして(生きて)いる」と言われていたことを思い出されます。決して流されずに、「考える葦」になって

自分は何者なのか?何をこの世で成すために生を得たのか?をしっかりと考えることが大切で、そういった意味で、この映画は役立つのではないかと

感じました。人のそういった相談ごとは、キャリアと直結することなので、受け止めるキャリアコンサルタントが覚悟を持って関われるように日々、

精進していくことが大切だとまた痛感いたしました。つながる 和(輪)になる 笑顔になる…