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キャリアコンサルタントの資格の意義
20260817 vol.86 10WILL代表 丹原 毎週月曜日中にブログを掲載
キャリアコンサルタントの資格を取得しても食べていけないという意見を、巷でよく耳にしますが、私からするとその考え方自体が近視眼的で、物事
の本質を見ていないように思います。西郷隆盛が、「功ある者に禄を、徳ある者に地位を」と言ったように、この資格は紛れもなく人間修養の資格で
あり、真理を探究することで徳を積むことが出来ると思います。徳とは、人間が心や行いを磨いて身につけた、優れた品性や道徳的な正しさを指し、
徳を積むとは、良い行いを重ねて、まわりの人や社会に尽くすことです。ですから、何か他の生業(なりわい)をされていて、組織(企業)で勤めて
いる方が、この資格の本質を理解して、日々何事においても修行と考えて、対人的に役立てたなら、その方はかなり徳を積まれたひとかどの人物へと
変わられることでしょう。この本質である”キャリアコンサルタントとは何か?”が、残念ながら受験生には腹落ちしていなくて、むしろなんとなく実
技面接試験のロールプレイの関わりが上手くいって合格したというだけでは、その後の人間修養(真理を探究すること)にはつながらないと思います
だから更新しないキャリアコンサルタントが、その後も後を絶たないのでしょう。私も資格を取得してまだ七年ほどですが、公務でキャリアコンサル
ティングを経験する機会が三年あり、その後に会社を設立して四年目を迎えて一万人を超える相談者に関わり、また500人を超えるキャリアコンサ
ルタントの受験生と関わり、ロープレを1,000回以上もやってきて、やっとこの資格の素晴らしさが腹落ちしてきました。それでも、日々修行で
受験生からの質問やロープレの問題点などに触れると、ハッと気づかされることがいっぱいあります。例えば、キャリアコンサルティングを学習する
に当たり、ロジャースやクランボルツなど、権威ある先生方の理論や考え方を学習することはもちろん否定するつもりはありませんが、いやむしろ大
切なことではありますが、ただそれを日本人の生き方・考え方に少し変換する必要性があるのではないでしょうか?なぜなら、そもそも悩み事を相談
する概念がなかったからで、これは社会の組織の帰属意識に違いがあるからだと感じています。”終身雇用・年功序列・新卒一括採用”といった日本独
特の慣習があったことを要因の一つだと思います。これが会社への家族意識をや忠誠心を育み、まわりに悩み相談が出来る環境がありました。
もちろんこの慣習も風前の灯で、今は過渡期で迷える人たちが溢れかえっているのではないでしょうか?だから、キャリアコンサルタントが必要な時
代になりつつあると思います。今は、失業率は低水準でむしろ人手不足と言われていますが、もうすぐ日本は、スタグフレーションで大変な時を迎え
またAIの本格的は普及で、働き方は激変すると思われます。またそうなると、社員の解雇もしやすくなり、そうなると海外の権威ある先生の理論を学
んだ学習が生きてくることでしょう。その時に、日本人にあった生き方・考え方に照らし合わせた”和洋折衷”の思考が、悩める人達を救うことにつな
がります。具体的には、海外では自分のスキルをアピールしますが、日本人は奥ゆかしいと言いますか、謙虚と言いますか自身をアピールすることが
苦手だと思います。逆にそれが強いと、和を乱すとか協調性が低いなどと、むしろ評価を下げる結果を生むこともあります。そのバランスのいい心の
置き所を、他人であるキャリコンサルタントが伴走してあげることが重要です。だから日頃から、そのような自分の売込み下手の日本人だからこそ、
潜在的な強み(天賦の才)に気づきとなる関わりをすることがキャリアコンサルティングの要諦であると思います。ではその要諦の関わりを、10WILL
では共に学ぼうと考えております。今、そのカリキュラムを創って行っている最中です。他と10WILLの違いは、この資格はあくまでも通過点であり、
日々の修行いわゆる真理を探究することで、徳を積む行為であると認識しています。結論だけ書きますと、人生とは己を捨てる修行であり、キャリア
コンサルティングもまたその行為(傾聴)により、修行だと気づかされます。それは、アンコンシャスバイアスを捨てなければ、本物のキャリアコン
サルタントではないからです。現在、キャリアコンサルティングで稼げないのは、相談する行為にお金を払う価値に気づいていない世間と、その価値
に見合う本物のキャリアコンサルタトが、あまりにも少ないことかもしれません。そう思って自分も本物になるよう日々精進していきますので共に学
びませんか?

