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眠りの伝道師を目指して
20261012  vol.94 10WILL代表 丹原  毎週月曜日中にブログを掲載


前週は、隔世の感として営業のことを書きましたが、今回は【眠り・睡眠】について書きたいと思います。ここ七年くらいはキャリアコンサルタント

として、人に寄り添うことで役に立てればと日々精進してきましたが、それまでは大学を卒業してから約31年ほどは眠り<睡眠>について、寝ても覚

めても考えてきました。最初は、ふとんいわゆる寝具・寝装品を売る営業マンとしてモノ(商品)の販売について考えていたのですが、それが時代の

流れと共に、”モノからコト”へと世の中が変化して、モノを売るのではなく、コトを売る時代へと移行していきました。モノがあふれて、買う人を消費

者とは言わず、生活者となり、モノをただ消費するために買うのではなく、なぜそれを使う必要があるのかと言った価値を伝えることが出来ないと、

なかなか買って(仕入れて)いただくことが難しい時代になっていきました。正直これが私にとって上手くいく変化の兆しだったように思います。会

社的には、それからの20~30年売上が沈みことになるのですが、私はその中にあって売上・利益予算をその期間、会社に貢献することが出来ました。

もちろん、月毎でみると芳しくない時もありましたが、年間もしくは20~30年というサイクルで観ると、かなり貢献してきた自負はあります。それは

自分の力というよりも、会社の歴史(創業460年)を学び会社の強みをしっかりと理解した上で、価値を伝えることが出来たからだと思います。そん

な私をモノづくり(商品部)のこだわりが強かった先輩が可愛がってくれて、ある時「睡眠学会」に会社の代表として、その先輩と一緒に登録してた

だき、加入することを許されました。通常は、商品部の人間が加入して、営業マンが加入することはありませんでしたので、「え?いいのかな?」と思

いましたが、当時の専務が「営業の視点から、(眠りの)価値を考えることも大事だろう!」と言って許可がおりました。30才前後のことです。これに

は嬉しくて、本業の営業もしっかりとやりながらその先輩の手となり足となりお手伝いをしました。その一つに、先輩が開発した(異次元カットをし

た)マットの眠りのデータを取ろうということで、睡眠クリニックの医師である院長先生と組んで、睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea 

Syndrome)について研究しました。当時としてわかっていたことは、SASの患者さんには横臥(横向き)の寝姿勢が良くて、仰臥(仰向き寝)が悪い

ということ(仰臥がベロで咽頭を塞ぐ)は、わかっていたのですが、では横臥にするにはどうすればいいか?が課題でした。それを研究していたので

す。また、先輩が開発したマットの性能も調べるべく、その睡眠クリニックの臨床検査技師の方と、モニターの方々の脳波を測定して、睡眠深度を 測

定しました。私が驚いたのは、その当時(30年前)人は、一晩の睡眠で30回くらいの寝返りを打つと言われていたのですが、一晩起きて観察すると、

ほとんど寝返りを打たないのです。驚いて、臨床技師の方に問うと、「一般の安い敷布団では、結構寝返りを打っていますが、西川のマットはほとんど

寝返りを打っていないですよ!」と、教えてくれました。ちなみに、人は寝返りを打つ時に、睡眠深度が下がります。つまり覚醒(熟睡状態ではなく

うつらうつらした状態)になるので、寝返りを打つ回数が少ないということは、ぐっすり眠ることが出来ているということで、まさにいい敷布団なの

です。これを聴いて感動しました。まさにモノからコトへの転換です!ですが、この当時このデータをビジネスに活かした販促活動をしませんでし

た。本題から逸れるので、この件はここまでにして、このSASの研究をこの睡眠クリニックの院長先生が睡眠学会で、発表することになったのです。

意気揚々として、私も聴講するべく参加しました。その時に特別講演で、ご登壇されましたのが、柳沢正史教授でした。そう「オレキシン」の発見で

ラスカー賞を受賞された先生です。まさか30年後に、眠り(睡眠)の第一人者で、有名になられるとは、当時は思いもしませんでした。ただ、私自身

も「オレキシン」の発見が、眠りと関係することを聴講してワクワクしましたが…要は、動物は獲物を獲得するのに、覚醒しなければならないので、

このオレキシンという物質が関係していることがわかったということです。それが眠りと関係しているとうことです。ザクっとした解説で申し訳ない

ですが、また自身で調べてください。

眠りについて語り出すと長文になるので、老若男女の眠りにはテーマがあって、一つ重要なことは、しっかりと睡眠を摂ることが健康に、また日常生

活に大切であるということです。また、赤ちゃんの時は、しっかりと眠らないと記憶を司る脳の部位の「海馬」が、発達しないということがわかって

います。柳沢先生も先日、テレビでまだまだ眠り(睡眠)について、なぜ眠るのかという根本的なことが解明されていないと、おっしゃっておられま

したが、今後の眠り(睡眠)の研究成果が楽しみです。

西川の営業マン時代、北海道から沖縄まで駆け巡って、眠り(睡眠)の伝道師として大切さ(価値)を語る使命感を持って活動していました。また、

少しづつ情報も変わってきている(レム睡眠・ノンレム睡眠が90分おきに繰り返されるわけではない)ので、アップデート出来ればと思っています。