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【第27回実技試験面接対策講座&ロープレ練習】★ロープレ練習からの開眼
実技試験の面接講座で、受験生に講義を始めましたのは、実は最初は私がキャリア相談を1万人行ってきたということで、受験生の方がキャリアコンサルタントの資格を取得するのに、本物の「キャリア相談」を受けてみたいということで受けに来られまして、いたく感動していただき、受験生仲間に、「キャリアコンサルタントになろうといているのに、キャリア相談を受けていないとはこれ如何に!?」と発信されたことがきっかけで多くの受験生が受けに来られました。
ちなみに、受けられた方は全員合格されました。

そんな方が何十人と合格されて、それなら15分の試験ではなく、キャリアコンサルタントとは何か?「キャリア相談」とは何か?を教えてはどうかということが、10WILLの講座の始まりです。

今では、10WILLの理念に賛同されたキャリアコンサルタントの方が43人になり、毎回、素晴らしい「自分の強み」をお持ちの方がご参加されておられます。

そして何度となく受験生に講義をしているうちに、色々なご質問を受けて答えるうちに、私自身が大変気づかされて、「キャリア相談」について探求することができ、考え方が非常に深まりました。

まさに、”教えることは教わること”で、感謝の連続です。

そんな中、7月の実技面接試験で上手くいかれなかった方が、11月の試験まで毎週火木土と週3回(1回にロープレ2回)を5ヵ月練習されました。正直、私たちも参加できる人の確保が大変でしたが、約35人の方が、CL役を代わりながら行いました。

その練習された方は、税理士の先生で、社労士・CFP・宅建・行政書士など32の資格をお持ちのすごい方で、どうしてキャリアコンサルタントの
資格をとお聴きすると、「初めて自分のための資格ではなく、人のための資格と感じた。」とのこと。
今まで40数年、決めつけ・思い込み・誘導そして問題解決に走る関わりをしてきたので、まず傾聴それも感情に触れていくということが、まったく
理解できないということで、客観視はされど、自我が取り巻く思考における関わりで、残念ながら寄り添い感はなく、相手の言語を自身の言語に変換して話されるので、CL役は四苦八苦されておられました。

それが、毎週3回5ヵ月、来る日も来る日も繰り返していくうちに、変化が起こりました。
きっかけは、本当の悩んでおられる女性の方の相談ごとに関わられた時です。
最初に15分お話を聴かれ、その後口頭試問そしてフィードバック。
そしてお二人にこの後どうしますか?とお聴きすると、二人とも続きの話をしたい、聴きたいとなり30分続行。
ところが、30分過ぎても止まらず、結局約45分くらいされて、ほぼ1時間近く相談を聴かれた感じになりました。

そうしますと、CL役は本当の悩み相談なので、
「すごく感情に触れて入れていただき、また丁寧に聴いていただいたお陰で、少し心の整理がついたようです。」
とすがすがしい表情をされました。
ただ、もちろん解決したわけではないので、税理士の先生は、まだやりたい!その会社の社長と話がしたいと仕切りにおっしゃられておりました。

ただ、その後先生が一言、
「少しわかったことがあります。この後半の45分で出来たことが、最初の15分で出来なかったこと、つまり聴けていないことなんですね」と。

私は思わず、
「そうなんです。それが口頭試問で質問される、この後CLとどう関わるかなんです。でもこの45分の内容は、CLと関わりながらすすめた会話なので、それを過去に戻って最初の15分で答えるとなると、どうしてもキャリアコンサルタントの思い込みが出てしまいます。だから見立てを立てながら、CLのお話を一言一句聞き逃さないことが大切なんです!CL(クライエント)語る中にしか、答えがないというのはそういうことなんです

開眼して先生は、一気に上達されました。
次回、先生の開眼されたお言葉をご紹介させていただきます。