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超高齢化社会で「人生」にとって大切な生き方
20250113 vol.2  10WILL代表 丹原  今年は、毎週月曜日にブログを掲載して参ります。


さて、年初にいきなり暗いお話をして申し訳ございませんが、この年末年始に私の親戚の叔母が二人亡くなりました。

二人とも自宅で独りでいる時に、亡くなっているのを自分の子に発見されてのことで、一人は一緒に住んでいる息子の出勤中に倒れたみたいです。

亡くなった叔母は、二人とも85才過ぎで認知症を発症されておられていたとのこと。


お二人には、私自身幼少期に可愛がってもらった思い出もあり、お独りで倒れて息を引き取ったことを聞いて、涙に咽ぶ思いでしたが、昨今の

「2025年問題」(「団塊の世代 1947~1949年生まれ」が、後期高齢者 75歳以上となることで、国民の5人に1人が後期高齢者という超高齢化

社会を迎える)を目の当たりにする思いでした。


そうした折に、LINEやメールで、10WILLのメンバーからもご両親など親戚にご不幸があったことを伝える内容が5件ほど飛び込んできまして、

これから正に超高齢化による要介護やお亡くなりになるお話が増えていくことを痛感いたしました。


実際、10WILLのメンバーも50代以上が約6割で、ご両親の介護をされておられる方や私のように両親がすでに亡くなっている方もおられます。

仕事や家事に、そして介護をされている方の苦労は、常人には計り知れないことだと思います。

まして介護のレベルによっては、介護をされている方が「介護うつ」になる恐れもあります。


人口統計からの予測される未来は、将来現実に起こる社会であり、今から個々人でも考える必要のあることで、いわゆる「人生とは」、「幸せとは」

を考えて生きることが大切だと思います。


そういった意味で、イギリス(英国)が2018年に、世界で初めて「孤独担当大臣」を任命しました。英国の慈善団体が発表した2014年の調査

では、65歳以上の4割が、「テレビが一番のお友達」と答えたそうです。また英国赤十字の16年の調査でも、成人の2割が恒常的に孤独を感じて

いるとのこと。そこで、当時のメイ英首相が、「孤独は現代の公衆衛生上、最も大きな課題の一つ」として、世界初の「孤独担当大臣」を任命した

そうです。(「孤独」を「1日15本の喫煙に匹敵する」といった”健康被害データ”として見える化し、社会全体の問題として真っ向から取り組ん

だ)

ところが、2021年に孤独担当相のポストは、他の部門に統合される形で廃止されました。わずか3年で姿を消しましたが、この活動には一定の

成果が認めれらています。その最大のものは、孤独問題、さらに就活問題に関する国民全体の意識の向上・共有だったとのこと。

それまで漠然としていた高齢者の孤独問題・就活問題の実態が鮮明になり、より具体的・効果的な対策が講じられるなったそうです。



現在、私にはメンターとなる師が大勢いて、本当に感謝と幸せを感じておりますが、特に身近の師として、ここ10年岳父(当年78歳)から

人生の先輩として、大変勉強になるお言葉を拝聴しております。

10年前に、「60代、特に再雇用も終わり仕事も離れると、段々仲間が減って来る。仕事以外の仲間・友を多く持て。それが人生で一番幸せな

こと。いくらお金を持っていても、お金でつながる人は、”金の切れ目が縁の切れ目”で離れていく。真の仲間・友が財産!」

と薫陶を受けて、当時はどうすれば本当の仲間・友を持てるのかを真剣に考えました。


それから10年。少しはその教えに近い「生き方」が出来ているかなと思います。

それは、自身のために生きるのではなく、周りの人に役に立つ、または相手を慮る言動であるようにと心掛けました。


10WILLは、「つながる 和(輪)になる 笑顔になる」がモットー。

同じ志、思いのある人達が、”世のため、人のため”に本当につながることが出来れば、幸せな気持ちで温かい未来(将来)が来ると信じております。