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【第28回実技試験面接対策講座&ロープレ練習】★分析
20250303 vol.10  10WILL代表 丹原  今年は、毎週月曜日にブログを掲載して参ります。


国家資格キャリアコンサルタントの変質。

2022年のキャリアコンサルティング協議会が実施した「第2回キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査」によると、50代41.4%、60

代25.7%、40代21.9%、30代6.8%と活動中のキャリアコンサルタントの年代別割合となります。40~60代が全体の約9割を占める状態。


ところが、3月2日の学科・論述の試験、東京・大阪の情報を聞くと、明らかに20~30代の受験生が増加。

第28回の受験生のロープレ練習に参加してみても確かに様子が変わった感じがします。

私が5年前に受験した際は、2022年の統計よろしく年代別に当てはまります。


「若い人の受験がどうして増えたのか?」

受験生に聴いてみると視えてきたのは、人材紹介や派遣業、そして会社の人事関係の若い従事者が、若者の就労者を取り込むために、そして自身の権

威付けのために、受ける人が増えてきたように思います。(第27回で、20代30代の合格者約3分の1)

また合格率が60%近くあり、標準的で取得しやすくその上国家資格となると、不安定なこの時代、箔をつけた方が得策と考えるのは確かに妥当な考え

かもしれません…

ただ、それは自身のキャリアのことで、本来キャリアコンサルタントとは何の資格で、「キャリア相談」とは何をすることなのか?の本質はと考えて

しまいます…


試験の結果も、学科の合格率も年代別で20代30代と若い世代の方が、当然多く年齢が上がるとともに合格率が下がり、やはり暗記は若い人に勝てない

と言った感じ。しかし一方実技試験の方はというと、30代が合格率が高く、次に40代20代と続き、50代60代のベテランよりもむしろ高い傾向にある

これは何を示しているのか?第27回の実技面接試験で、上手くいかなかった方に聴いてみると、「場に飲まれた」という回答が一番多くおられまし

た。そう言った回答する方は、40~60代が圧倒的でした。

これは肌感覚ですが、受験される20~30代の方は、やる気があり、しっかりした人が多いようにも感じます。だから場に飲まれないのか?

ベテランはロープレ練習の時は、寄り添い感がありキャリアコンサルタントの素養がおありの方が多くおられるのになぜ本番では?といったところ

か?その方たちの受験される目的は?


ここから垣間見えることは…

「キャリア相談」の本質が少しづつ変質する可能性を感じます。

何千年の歴史において、いわゆる長老といった知恵のある年配者から多くのことを学んできた先人が、AIが厖大なデータからかき集めた情報から、解

を求めて、人生の選択を行う、キャリアを導いていく世界へと少しづつ置き換えられていくように感じざるを得ないのですが…

「賢者は歴史から学び、愚者は経験に従う」

ベテランが、思い込み・決めつけ・誘導する関わりであれば、それが経験に縛られているのであれば、それでは若者には叶わないかもと感じます。


現在、10WILLに関わってくれている方々は、寄り添い感のある方が多く、これが幸せと感じる気持ちだで感謝の毎日です。

いつも素晴らしい応援と励ましのメール、LINEをありがとうございます。