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潮目が変わるとき…
20250414 vol.16 10WILL代表 丹原 今年は、毎週月曜日にブログを掲載して参ります。
私は常々、世の中は波動で成り立っていて、この波に沿って生きることが大切だと思っています。
よく運がいい人、悪い人と談義する中、私はこの波に乗っているときが運がいいと表現しているように感じています。
60年近く生きていると、この波に触れる機会が何度となく体験することが出来て、じっと世の中を観察してきました。特に、社会人になって右や左も
わからないときに、丁度バブルの波が押し寄せて、それでもその波の中心にはいなかったので、恩恵も被害も受けることなく観察することが出来たの
だと思います。それでも、寝装・寝具業界に身を置いていたので、布団を販売していると普通のおばさまが、100万円する羽毛布団を観て「どうして
こんな値段が高いのか?」と聞かれて、極寒の地の保護鳥(アイダーダック)の子育て用の巣から少しづつ採取した羽毛を使用していると言うと、腹
巻から1万円100枚の束を出してこられて、現金即決で買われました。これには驚き、どうしてそんなところから100万円が?と驚いていると、先ほど
象牙のハンコが売れたのでとのこと!まあ、これがバブルなのかと感心いたしました。でも、不動産業界や証券業界の友人は、もっと凄い話をしてい
た記憶がございます。
そしてその後、いやー大人は元気がなかったなあー ほんと社会が静まりかえった空気を感じました。大学を出たばかりの若造には、いいことも悪い
ことも何もなかった波でした。
それから、次の波の時もまだ仕事を覚えることに必死で、投資や副業など他に目をやることはなく、やっと新聞や本に目を通して社会とは?を考え始
めたばかりだったので、波に飛び込むことはなく、じっと観察していました。当然、波の終わりは社会が静まり返るので、空気感はわかります。
丁度その時は、地方の百貨店に出入りしていたので、景気が冷え込み売上もみんなガタガタだったのを覚えています!
私はそんな時、”武士は食わねど高楊枝”で、売上は芳しくないけれど、笑顔を心がけていました(作り笑顔ですが…)
すると、百貨店のフロアの課長からお声がかかり、「その笑顔を分けてくれないか?」と言われました。それからとんとん拍子に事が運び、最上階で
”寝具フェア”を開催する運びになりました。しっかり眠れば、明日も笑顔といった企画で、前年度なかった企画なので、当然売上はプラスとなり部門
長から褒められた記憶がございます。自身の小さな社会の波のお話でした。
さて、今回はトランプ大統領の関税問題が世界に激震を走らせておりますが、皆さんは他人事ではないのでは…
なぜなら、NISAとiDeCoで資産運用されている方がかなりおられると思いますので(汗)
(運用実績など、見ないようにしているといったお声を聞きますが…)
もちろん個人金融資産についても不安がこれから押し寄せてきますが、それだけではなくGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)や郵貯や銀行、
保険会社などあらゆる機関の投資にも影響が出てくると思います。
自己責任の下、動かせる方はまだいいのでしょうが、動かせないといわゆる”塩漬け”状態になりますよねえ(汗)
私は門外漢ですので、ここでは意見を述べるつもりはありませんが、ただこんな時、大切なことは客観視することで、いわゆる中庸の考えをすること
によって、先を見通せるように思います。
”人は利に動く”ので、自身ではなく他の人、もしくは対峙する人たちがどう動くのかをしっかりと考えて、決して流されないことが重要だと思います
「人の行く裏に道あり花の山」かな…