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暑さを忘れる怖い話…
20250728 vol.31 10WILL代表 丹原 今年は、毎週月曜日にブログを掲載して参ります。
第29回キャリアコンサルタント実技試験対策も終わり、内容報告をしたいところですが、あまりの暑さで皆さんまいっているのではないでしょうか?
もはや危険な状態ですよね💦
そこで今回は、私の過去の黒歴史と言いますか、身の毛もよだつ恐怖体験を披露することで、少しは暑さを忘れていただことかと思います。
それは忘れもしない40年前、まだ私が学生だった頃、映画部だった私はハリウッド映画の情報を雑誌などで一般人よりもいち早く掴んでおりました。
その当時、アメリカでは「トップガン」が大ヒット!主役のトム・クルーズは時の人!!今でこそトム・クルーズを知らない人はいないでしょうが、
まだその時は映画通の人にしか知られていなく、私は当然トム・クルーズの魅力に魅了されて憧れました。
早速、トップガンのトム・クルーズのショートヘアにしてもらうべく、雑誌を切り抜いて床屋へ出かけました。
当時、美容室みたいな所に出向くことはなく、近所のアフロヘアにひげ面の床屋の大将にその写真を見せて、こんな髪型にして欲しいと懇願いたしま
した。すると、じっとその写真を見て大将一言、「パーマかかってるなー」と。私は、「そうですか?くせ毛じゃないですか?」と返すと、「いい
や。パーマがかかってる。おじさんに任せておけ!」と自信ありげに腕組みして答えられました。
その時、少し一抹の不安を覚えたのですが、まだ二十歳の学生なので、大将に従い任せることに…
私の髪は細かく巻かれてパーマをかけられました。気づくと不覚にも眠りこけておりました。
そして目を覚ますと、鏡に映る自身を見て唖然!
小さく巻かれた頭はパンチパーマで、トム・クルーズと言うよりも奈良の大仏のような仕上がり状態。言葉を失い絶句しておりました。
さすがに大将もまずいと思ったのか「眉毛が違うなー。もっとりりしくしないと似ないよなー」と言って、今度は眉毛を反り始めました。
気づいたときは、もはやそこには私は存在していませんでした。鏡に映る私は、別世界の人へと変容しておりました。
絶句してボー然とする私に大将は、「おーカッコええなあ…に、似てるよ!」と乾いた声が背中からかかるのですが、もはや入ってきません。
とりあえず、勘定を支払い、帰路に着きました。
道行く人たちは、気のせいか目を合わせたがらないように感じ、そして下宿に着いて部屋に入ろうとすると、隣の部屋の先輩が背中越しに声を掛けて
来られました。「おー丹原、出かけてたんか?」
振り返ると、私の顔を見るなり後ろにこけかけて「何があったんや?」とビビりながら振り絞る声!
実は私は極度の近眼で、人を見る時に目を細める習慣があり、人から睨まれているようで、良くないと言われていたのですが、その時もやってしまい
ました。すると先輩は、私は何もしていないのに「すまん!許してくれ」と…
その後、顔が怖くその上、恨まれたのでめちゃくちゃ怖かったとのこと。パンチパーマに細い眉毛で、とんでもなく”いかつかった”すです。
私のトム・クルーズへの憧れは、簡単に崩れ去りました。周りはヤンキーを知っていてもトム・クルーズは知らず。
今でも思い出すと背筋が寒くなります。
どうですか、涼みましたでしょうか💦