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阪神タイガースの藤川監督の選手起用法
20250908 vol.37 10WILL代表 丹原 今年は、毎週月曜日にブログを掲載して参ります。
阪神タイガースが、ぶっちぎりの優勝!こんな文句なしの優勝を果たす強い阪神を観ることが出来るとは(笑)
でも確かに強かったですが、一年目の新人監督で、偉業を成し遂げるには、ただいいコーチや選手がいただけではないはず…そこに藤川監督の何か
チームが結果を出す策があると思いました。正直、昨年ある年末の会で、藤川監督の就任が決まったすぐ後のトークショーを聴くことができ、こりゃ
来年の阪神はダメだなと思っていました。急な就任なのか、コーチは前岡田監督のそのままの引継ぎで、ほとんどが藤川監督よりも年上。グループ
LINEも何やら仲間外れ感のある話が漂っていたからです💦(ただその時、藤川さんは笑って話をされていましたが…)
だから、今年は期待をしていなかったのですが、それがあれよあれよといううちにぶっちぎりの優勝で、びっくり!
様々な情報ソースから浮かび上がってきたのは、藤川監督の気遣いのある選手ファーストの起用法と、時にプロとしての厳しい信賞必罰の起用法はも
ちろんのこと、選手の健康管理を中心においた起用法が、今までにないやり方を感じました。特に私も昭和人間で、「言い訳をするな!弱音を吐く
な!だまって働け!」で社会人を過ごしてきた人間なので、藤川監督の選手起用法は、これからの主流になると思いました。
というのも、未だに社員の健康を害する働き方が蔓延していて、”健全な精神は健全な肉体に宿る”を無視した職場の多いこと。それを上(管理者)も
見て見ぬふり。なぜなら、自分もまた自身を犠牲にして働いているからで、そうやって職場のメンバーの健康が蝕んでいくからです。
藤川監督は、自身が阪神の抑えで、火の玉ストレートを武器に素晴らしい成績を収めましたが、2位の巨人に逆転優勝をされた年、藤川投手は夏から
疲労がピークとなり、抑えることが出来なかった苦い経験が、今回の起用法につながったようです。選手の健康状態を把握して、筋肉の疲労でけがな
どをされる前に休養を取らせて、2軍から代わりの選手を1軍にあげる。上がった選手は、必死になってアピールする。熊谷選手など下から上がって
きた多くの選手の活躍と、そして休養した選手たちのにより、このぶっちぎりの優勝につながったと思います。
企業もさんざん使い倒して、ぼろ雑巾のようになってやめていく社員を、経営陣がまた補充はいっぱいいてると思うなら、社員の士気もまた強い会社
も築けないように思います。
今回の藤川監督のチーム(組織)の選手の起用法は、これからの企業にとっても十分活かせる特筆すべきものであると思われます。
そうわ言えども、今の管理者も心身ともに疲弊している人も多く、部下を気遣うことが出来ていないと耳にします。これも、欧米化の働き方が入って
来ていても、実際は管理者が、マネージャーに特化せず、プレーイングマネージャーであったり、生産性も上げるためとはいえ、負荷のかかり過ぎも
要因かもしれません。会社によって「働き方」改革で、変わってくると思いますが、今回の藤川監督の健康管理による起用法を、取り入れてはどうで
しょうか?