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人生に負荷をかける
20250915   vol.38 10WILL代表 丹原  今年は、毎週月曜日にブログを掲載して参ります。


60歳にもなると、若いときには見えていなかった景色が見えてきます。若いときよりも死が近づくことにより、物事の捉え方が違う、見える角度

が違ってくるからかもしれません。

ところが、先日車いすテニスで生涯ゴールデンスラムの偉業を史上最年少の19歳で達成した小田凱人さんのスピーチを聴いて、感銘を受けるともに

年齢は関係ないと痛感いたしました。

彼が、子供の頃に血液検査をした際に、死ぬほどの数値が出て「人が経験できない体験をした」と。これは自分への神からの挑戦かなと。

あー彼は、すでに19歳で死を感じ、残された時間を何に心血を注ぐかと思い、そして車いすテニスの国枝慎吾選手を知りました。結果は、皆の知る

ところで、人より時間を無駄にせず、ただひたすらテニスに打ち込んだ。来る日も来る日も…私を含む常人の知るところではない領域で…

あー自分は、彼ほどの思いのごとく自分が「事を成す思い」に心血を注いでいるのかなと…


彼は、テニスというスポーツを通じて、「事を成した」と思います。事を成すとは、この現世において”変わることのない所謂、不変の道理”を、何か

からつかみ取る、体現することだと思います。私のテーマであります「真理を探究する」ことです。

最近、NHKの朝の連続テレビ小説「あんぱん」が大人気。ドラマの中で、「何のために生まれてきたのか?変わらぬ正義」を、アンパンマンの作者を

通じて語りかけてきます。そして、ドラマも9月末終了ということで、ついに変わらぬ正義を見つけます。アンパンマンの誕生です!この主人公が

生み出されるまでの苦悩と言っても過言ではない長い年数を経て、ご夫婦(主人公は奥様)二人三脚で、辿り着きます。内助の功があっての賜物。

私なりの解釈をしますと、所詮人間のすることは、時や場所が変われば価値観なんてものは、変わってしまい不変ではありません。それを心血を注い

ではじめて、その領域に辿り着くのだと思います。ちなみに「心血を注ぐ」とは、心と体のすべてを使い、全身全霊をかけて物事に取り組む行為で、

それによって人間を超越した次元で、やっと不変の道理(真理)の領域に足を踏み入れることが出来るのだと。

そのためには、自我を捨て体と精神のすべてをつぎ込み、そのことだけに深く集中して、全力を尽くさなければならないので、当然すべてに負荷が

掛かります。その覚悟がないと到達しない領域…


最後に、小田凱人さんの生涯ゴールデンスラムの偉業を達成された時のスピーチで締めくくりたいと思います。

「虹は雨が上がった後にしか見ることことが出来ません。雨が降っている時には見れません」

辛い苦しいことを乗り越えたら、そこには虹(幸せ)の世界に包まれると…